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ウェッジモニターとは?

コンサートやライブに関連する「ウェッジモニター(うぇっじもにたー)」という用語は、英語では「Wedge Monitor」と表記されます。この用語は、ステージ上でミュージシャンやパフォーマーが自分たちの演奏を聴くために設置されるスピーカーの一種を指します。ウェッジモニターは、その形状が楔(ウェッジ)状であることからこの名前がついており、通常はステージの床に置かれ、演者に向けて音を発するように配置されます。

ウェッジモニターの役割と重要性

ウェッジモニターの主な役割は、演者が自分の演奏や他のバンドメンバーの音を正確にモニターすることです。これにより、ライブ中に音程やリズムのズレを最小限に抑え、パフォーマンスの質を高めることができます。ステージ上では、観客に向けて大音量で音が発せられるため、演者自身が自分の音をしっかりと聴き取るのは難しいことがあります。ウェッジモニターは、この問題を解決するために設置され、演者が必要な音をリアルタイムで確認できるようにします。

ウェッジモニターの設置と使用方法

ウェッジモニターは、ステージ上の各演者の足元に設置され、スピーカーから音が直接演者に向かって出るように配置されます。これにより、演者は自分の音や他の楽器の音をバランス良く聴くことができ、ライブ演奏中の音響環境が向上します。ウェッジモニターの音量やミックスは、演者ごとにカスタマイズされることが多く、それぞれのニーズに合わせた設定が可能です。特にバンドや大人数のパフォーマンスでは、各演者が自分にとって最も重要な音を聞き分けられるように調整されます。

ウェッジモニターの影響と普及

ウェッジモニターは、プロフェッショナルなコンサートやライブにおいて広く普及している重要な機材です。特に大規模なステージでは、演者が正確なモニタリングを行うために欠かせない存在となっています。近年では、インイヤーモニターの普及によりウェッジモニターの使用頻度は減少しているものの、ステージ上での即座の音響確認が求められる場面では依然として重要な役割を果たしています。ウェッジモニターは、ライブパフォーマンスの質を維持し、演者が最高のパフォーマンスを発揮するための支えとなっています。



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